e・パーセル電子宅配便 - イーパーセル株式会社

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2009年12月18日 『日経コンピュータ IT Pro』 記事要約

イーパーセルが大容量ファイル送受信サービスの機能を強化、1月に提供開始

イーパーセル(株)(本社:東京千代田区)は、大容量ファイル送受信サービスの機能を強化し、1月に提供を開始する。現在展開している製品について、ファイルサイズの制限をなくすほか、暗号通信の仕組みを刷新する。また来夏には、サービスで使用しているサーバー側ソフトウエアをパッケージ製品として販売する。

機能を強化するのは、メールと同じ操作性で利用できる「e-Parcel VCN CommCenter」と、クライアントPCやサーバーのバックエンドでファイルを送受信する「e-Parcel VCN-AX」の2つの製品である。どちらも、ファイルをやり取りするPC双方にソフトウエアをインストールし、イーパーセルが運用する中継サーバーを介して、安全確実にファイルを送受信する仕組みである。

これまでの1配送のファイル容量制限は2GBまでであったが、新製品では無制限とする。「製造業を中心に、もっと大きなデータをやり取りしたいという要望が強まったため」と、北野譲治社長はその理由を説明する。

またファイルを送受信するPC間の通信を、エンド・ツー・エンドで暗号化する機能を搭載する。従来は、送信側PCとサーバー間の通信を暗号化し、サーバーが受信側PCにファイルを送信する際に別の暗号化処理をしていた。

イーパーセルのデータ配送サービスは、サーバーにファイルを残さない方式である。そのため、いったん暗号化を解く方式でもセキュリティ上の不安はないと考えていたが、より強固なセキュリティ対策を求める企業が増えると考え、新機能を実現した。月額料金は据え置く予定だ。

また2010年夏に、サーバーソフトの販売も開始する。これまではイーパーセルが運用するサーバーを中継地点としてファイルを送受信する方式だったが、そのサーバーを利用企業が自前で構築・運用できるようになる。価格は未定だが、3000万円程度になる予定だ。同社としては初めてのソフトウエア製品販売であるため、新たにパートナー企業も募集するという。

日経コンピュータ / IT Pro(Webサイト)

e-Parcel VCN CommCenter

e-Parcel VCN-AX

 

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