e・パーセル電子宅配便 - イーパーセル株式会社

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2016年11月28日 『日経産業新聞』 (6面) 記事要約

  イーパーセル - ARM半導体で
                                IoT 専用線要らず    中小も格安·安全に送受信

 

電子データ配信サービスのイーパーセル(東京·千代田区 北野譲治社長)は、あらゆるモノがネットにつながる「IoT (Internet of Things)」向けにソフトウェアと半導体を使って格安でデータをやり取りできるシステムを開発した。専用線などの大きな投資は不要で、半導体を設置した自動車や建設機械などから安全に情報を集められるという。大量のデータをやり取りする企業向けに年内にも販売する。

 

イーパーセルの技術はソフトウェアを使って安全な環境で大量のデータを速くやり取りできる特徴がある。

今回、開発した技術は、英ARMホールディングス製の半導体を車両や機器に組み込んで情報を収集できる。パソコンなどにダウンロードしたソフトから半導体にデータを送信することで、収集したい情報などの指示を出せる。

例えば、半導体を自動車や工作機械に組み込むと、走行中の自動車からリアルタイムの情報を取得し、産業機械から各工程の生産状況やメンテナンスの時期などを安全な環境で送受信できる。本社から遠隔で、ソフトウェアの更新や機器の消耗時期を把握できる。

企業がIoTを導入してリアルタイムの機器の稼動情報をやり取りする場合、データの容量が大きいうえ、情報が漏れないよう高いセキュリティの性能が求められる。通常は専用のネットワークを作ってデータを送受信することが多いが、専用線を引くと1社あたり数億円単位のコストがかかる。このため対応できるのは資金力のある大手企業に限られ、中小企業でIoTが進まない要因になっていた。

新システムの利用価格は月額2万円から。データのやり取りが増えるほど価格を上乗せする。鉄道などの運輸や自動車、産機メーカーなど幅広い業種への導入を目指す。

 

イーパーセルはインターネットを使い大容量の電子ファイルを速く格安の料金でやり取りするサービスに強みを持つ。大手自動車や工作機械メーカーと取引がある。今後、冷蔵庫や洗濯機など消費者向けの機器からデータを収集し、商品開発に生かしてもらうといったニーズも開拓する。

(文 大西綾)

 

 

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