e・パーセル電子宅配便 - イーパーセル株式会社

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2015年11月16日 『週刊現代』(2015.11.28・12.5合併号 P64) 記事要約

これはリアル『下町ロケット』だ
- 大企業のイジメに負けなかった「町工場の物語」に落涙 -

「小さくても、俺たちには誇りがある」

大企業にも負けない技術力を持っている町工場は、数多くある。

テレビドラマ「下町ロケット」で阿部寛演じる町工場の社長が、巨大企業に立ち向かう姿が感動を呼んでいる。だが、大企業との戦いはドラマだけの話ではない。技術屋のプライドを守り続ける小さな町工場は、現実にも存在する。

(中略)

グーグルに立ち向かった男

たとえ高い技術力を持っていたとしても、大企業と正面から戦い、勝利を収めるのは難しい。だが中には、それをやってのけた稀有な例もある。

東京都千代田区にある、社員8名のIT企業・イーパーセル(株)。同社は、世界売上高約8兆円の「超」巨大企業・グーグルから、開発した技術を守ることに成功した。

2004年から社長を務める、北野譲治氏が語る。「1996年の設立以来、我が社が獲得してきた特許は、これまでに13件。中には、『自分あてにデータが届いたことを画面上で知らせる仕組み』など、いまでは誰もが当たり前に使っているサービスもあります。しかし、これは日本企業の体質だと思うんですが、欧米と違い『新しいもの』はなかなか受け入れてくれない。大企業はやはり大手システム会社と結びついていて、我々が入り込む隙間がない。いくら素晴らしい技術だと説明しても、信用してもらえなかった。」

この状況に甘んじれば、開発した技術が陽の目を見ないまま、イーパーセルは潰される。悩んだ末、北野氏が考え出したのが、グーグルに対する特許侵害訴訟だった。「グーグルが我々の技術を勝手に使っていることはわかっていました。もちろん巨大な相手であることは承知していましたが、彼らに特許侵害を認めさせれば、世界中に我々の技術力を知ってもらえると考えたんです」

「働くのはカネのためじゃない」

2011年3月に始まった裁判は1年以上続いたが、2012年7月、ついにグーグルが白旗を揚げた。北野氏が言う。「結果は和解でしたが、これでいいんです。特許ライセンス料が欲しかったわけではなく、技術を認めてほしかっただけですからね。それからというもの、『買収したい』、『提携したい』といった申し出は無数に来ています。でも、すべて断っている。我々は自力でビジョンを実現し成功したい。カネではないんです」

たとえ会社の規模が小さくても、誇りはどこにも負けない。そんな熱い経営者たちが、日本の技術力を支えている。

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